内田篤人氏、LIXILのSDGsアンバサダー就任 発信力期待され「責任重大だなと感じております」

元サッカー日本代表で今期現役を引退した内田篤人氏(32)が15日、都内で行われたLIXIL『SDGsアンバサダー就任式』記者発表会に出席した。

同社は、事業活動を通じて社会に貢献するため、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」の3つの分野をコーポレート・レスポンシビリティ(CR)戦略の柱に掲げ、さまざまな活動に取り組んでいる。SDGs関連の取り組みをさらに推進するとともに、世の中に理解・浸透を図っていくため、内田氏をSDGsアンバサダーに任命した。

 内田氏は「現役時代、社会貢献をなかなか積極的にしてこなかった。今回こういう機会を頂いて、これから社会貢献をできたらいいなと思います。本当にサッカーボールしか追っかけてこなかったので。海外で生活していたが、こういうことを考える機会がなかった。これを機会にいろいろ勉強させてもらいながら活動できれば」と笑顔を見せた。

 現役時代、約7年半にわたって海外に身をおいた内田氏。当時のチームメイトからオフシーズンに「村や町の靴がない人にスパイクを持って帰りたいので何足かくれないかというのがあった」という。「僕は日本で恵まれてるんだなと。そういう環境に身を置くこともなかなかない。考えさせられた」と回顧した。

 同社の瀬戸欣哉社長は「内田さんみたいに発信力を持った人に協力してもらえるのはすごい」と期待を寄せ、それを聞いた内田氏は照れ笑いを浮かべつつ、「責任重大だなと感じております。一生懸命頑張ります」と決意を新たにした。

 内田氏は「教えることに興味がある」そうで、アンバサダーとしての具体的な活動として、CR戦略の柱である3つをテーマにした「オリジナル出前授業」などを行っていく予定だ。内田氏は「僕が教えるというよりは、子どもたちと一緒に学びながら、環境問題などの改善点を感じていきたい」と力強く語った。瀬戸社長は内田氏の最初の活動について「コロナ禍なのでなかなか決めるのが難しい」と前置きしつつ、「可能ならスタートは出前授業がいいかなと思っている。アフリカ、インド、バングラデシュの国の子供と触れ合うことを早い時期にやりたい」と展望を明かした。