異色歌手・吉田ひろきが合格した「SDGs検定」とは

1991年に堺正章が歌った名曲「海の声 森の声」が、30年の時を超え、令和の時代に歌い継がれることとなった。歌手・吉田ひろきが20日に同曲をカバー、3枚目のシングルとしてリリースした。

 吉田は声楽家を志し、東京藝術大学卒業後に音楽活動を開始。圧倒的な歌唱力と甘いルックスが人気で、2012年から15年までは女子高の教師を務めた異色の歌手だ。そんな吉田がなぜ、浜口庫之助さんが作詞・作曲を手掛け、堺が歌った名曲を歌うことになったのか?

「『みなさん静かにしてください』という歌詞で始まります。これを聞いた瞬間に〝オッ!〟と思って、カバーさせていただくことになりました。歌詞には海の心が泣いている、森が鳴いているとあるのですが、素直にそうだなと思いました。ハマクラ先生(浜口さん)が病院のベッドの上で『空気が汚れてるなあ』と漏らしながら書いたと奥様のまゆみさんにうかがって、すごいなと思いました」

 環境ソングを歌うにあたって、吉田は勉強を重ね、昨年末には「SDGs検定」に合格した。SDGsとは持続可能な開発目標の略で、国連が2030年までに向けた具体的な行動指針。環境問題や貧困問題など、17のグローバル目標から成り立っており、残り10年となった今年、世界中で注目されているワードだ。同検定は合格率が20%台と難しい。

 吉田が特に力を入れて勉強しているのは、グローバル目標「(14)海の豊かさを守ろう」「(15)陸の豊かさも守ろう」だ。

「この2つに興味を持ちました。私たちが海のものを食べると、1週間でクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを摂取しているとか、2050年になると海に廃棄されているプラスチックが魚の総重量を超えるとかです。まだSDGsの認知度は低いと思っているので、少しでも広めるお手伝いができたらと思います」

 歌とSDGs検定に合格した知識の2本立てで、環境問題を訴えていくつもりだ。

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